婦人科のご案内

思春期から更年期まで、
女性の生涯に一貫して寄りそいます。
生理不順、不妊症、更年期症状などライフステージごとの悩み、さらにがん検診など幅広く対応しております。
女性の一生に寄り添い、長く通い続けてもらえることをやりがいに、きめ細やかな対応で患者さんの不安を取り除けるよう心がけております。
そのため診療時間内であれば、予約無しで受診いただけるよう対応しています。
地域に安心・安全な産婦人科医療を提供できるよう、スタッフ一同これからも努めてまいります。
婦人科について

PMS(月経前症候群)・PMDD(月経前不快気分障害)について
「生理前になると、いつもの自分じゃなくなる」
「体調が悪くて、仕事や家事がつらい」
そんなお悩みはありませんか?
実は、生理前に心身の不調を感じる女性はとても多く、あなただけではありません。
症状が軽い場合は心配ありませんが、日常生活に支障が出るほどつらい場合は、適切な治療で楽になることができます。
PMS(月経前症候群) とは、生理前の1~2週間に起こる心身の不調で、日常生活に支障をきたす状態のことです。
PMDD(月経前不快気分障害) は、PMSの中でも特に精神的な症状が重く、治療が必要な状態を指します。
カラダの症状
- お腹の重さや痛み - 下腹部の張りや鈍痛
- 肌トラブル - いつもより肌荒れやニキビが気になる
- むくみ - 顔や手足がパンパンになる
- 胸の痛み - 乳房が張って痛む
- 頭痛・肩こり・めまい - 重だるい感じが続く
ココロの症状
- 感情のコントロールが難しい - イライラして人にあたってしまう
- やる気の低下 - 何もしたくない、落ち込みやすい
- 集中力の低下 - 仕事や家事の効率が悪くなる
- 涙もろくなる - 理由もなく涙が出てしまう
- 不安感 - 漠然とした不安や緊張が続く
- 睡眠の変化 - 眠れない、または眠すぎる
基礎体温は、自分の体のリズムを知る大切なツール
「基礎体温って聞いたことはあるけれど、よくわからない」 「測るのが大変そう」 そんな風に思っていませんか?
基礎体温は、あなたの体が教えてくれる大切なサインです。難しく考えず、まずは基本から始めてみましょう。
基礎体温 とは、朝起きてすぐ、体を動かす前の一番安静な状態で測る体温のことです。
女性の体温は、女性ホルモンの影響で周期的に変化します。この変化を記録することで、あなたの体のリズムが見えてきます。
基礎体温でわかること
- 排卵の有無 – 排卵しているかどうか
- 生理予定日 – 次の生理がいつごろ来るか
- 妊娠しやすい時期 – 妊活中の方には特に重要
- 体調不良の時期 – PMS症状が出やすい時期の予測
- ホルモンバランス – 体の調子の把握
基礎体温の測り方
準備するもの:婦人科用体温計(基礎体温計)
- 精密測定 – 普通の体温計より細かく測定できる専用の体温計を使います
- 測定精度 – 小数点第2位まで測れるものが理想的です
いつ測る?
- 朝起きてすぐ – トイレに行く前、体を起こす前に
- 同じ時間でなくてもOK – 毎日決まった時間でなくても大丈夫
- 夜勤の方は – 4時間以上眠った後なら、夕方でも問題ありません
どうやって測る?
- 舌の下 – 体温計の先端を舌の裏側に当てて測定
- 口を閉じて – 測定中は口を閉じて安静に
- 3〜5分間 – 表示が安定するまで測定
記録のポイント
- 基礎体温表に記録 – アプリや紙の表、どちらでもOK
- 抜ける日があっても大丈夫 – 旅行や体調不良で測れない日があっても継続を
- 全体のパターンが大切 – 1日1日の値より、1ヶ月全体の変化が重要
こんな時は気にしなくて大丈夫
「毎日同じ時間に測れない」 | → | 時間がずれても継続することが大切 |
「測り忘れる日がある」 | → | 完璧でなくても全体のパターンがわかればOK |
「体温がガタガタで安定しない」 | → | 個人差があります。数ヶ月続けて様子を見ましょう |
「風邪の時はどうする?」 | → | 体調不良の時は参考程度に。記録に残しておけば大丈夫 |
受診時に持参していただくと
- より正確な診断 – ホルモンの状態がよくわかります
- 適切な治療提案 – 個人の周期に合わせた治療ができます
- 症状の理解 – 不調の時期と体温変化の関係がわかります

更年期症候群・更年期障害について
「最近、急に汗が出るようになった」
「イライラして、家族にあたってしまう」
「肩こりがひどくて、何をしてもスッキリしない」
そんなお悩みはありませんか?
これらの症状は、あなただけが感じているものではありません。多くの女性が経験する更年期という体の自然な変化の一部かもしれません。
一人で抱え込まず、まずは症状について知ることから始めてみましょう。
更年期ってなに?
更年期とは、一般的に40歳後半から50歳前半にかけて、女性ホルモンが急激に減少する時期のことです。
この時期に現れる様々な不調を更年期症候群、特に日常生活に支障をきたすほど症状が重い場合を更年期障害と呼びます。
「年齢のせい」と諦めていませんか?
「この年齢だから仕方ない」 | → | 適切な治療で症状は改善できます |
「みんな我慢している」 | → | 我慢する必要はありません。快適に過ごす方法があります |
「病院に行くほどではない」 | → | つらい症状があれば、遠慮なくご相談ください |
「周りに理解してもらえない」 | → | 同じ悩みを持つ女性は多くいます。一人ではありません |
治療法
保険適用
漢方薬・漢方治療
- 当帰芍薬散
- 加味逍遙散
- 桂枝茯苓丸
など
ホルモン療法
- プリモジンアンデポ(筋注)
患者負担額 約240円+初再診療
プラセンタ製剤
- メルスモン(皮下注)
患者負担額 約140円+初再診療
自費
サプリメント
- エクエル
30日分(60粒) 4,320円

妊娠を希望されている方へ
不妊相談について
「妊活を始めてしばらく経つけれど、なかなか授からない」
「年齢のことを考えると、このままでいいのか不安」
「生理不順があるけれど、妊娠に影響するのかな?」
そんなお気持ちを抱えていませんか?
妊娠に関する悩みは、とてもデリケートで一人で抱え込みがちです。
でも、あなたは一人ではありません。
同じ悩みを持つ多くのご夫婦がいらっしゃいます。
まずは、現在の状況を一緒に確認してみませんか?
不妊症について知っておきたいこと
不妊症とは、避妊をせずに1年間性生活を続けても妊娠しない状態のことをいいます。 実は、日本では10組に1組のご夫婦が何らかの原因により不妊症であると言われており、決して珍しいことではありません。
なぜ早めの相談が大切なの?
- 年齢と妊娠の関係 – 女性の妊娠する力(妊孕性)は年齢とともに低下します
- 卵巣機能の変化 – 30代後半から卵巣機能が徐々に低下し始めます
- 治療期間の確保 – 原因がわかれば、適切な治療で妊娠の可能性を高められます
- 心の負担軽減 – 不安な気持ちを一人で抱えるより、専門医と相談する方が安心です
こんな症状がある方はご相談ください
●女性の場合
- 生理不順 – 周期が不安定、生理が来ない月がある
- 生理痛がひどい – 日常生活に支障をきたすほどの痛み
- 基礎体温が不安定 – 高温期がない、ガタガタしている
- 過去の病歴 – 性感染症の経験、子宮や卵巣の病気の既往
- 年齢の心配 – 35歳以上で妊娠を希望している
●ご夫婦の場合
- 妊活期間 – 1年以上妊娠に至らない(35歳以上は6ヶ月以上)
- 漠然とした不安 – 「妊娠できるかな?」という心配がある
- 検査希望 – お互いの体の状態を知りたい
- 生活習慣の相談 – 妊娠しやすい生活について知りたい
基礎体温について
基礎体温の記録は、不妊の原因を調べるのにとても重要な情報源です
- 排卵の有無 – きちんと排卵しているかがわかります
- ホルモンバランス – 女性ホルモンの状態を把握できます
- 生理周期の把握 – あなたの体のリズムがわかります
- 治療効果の確認 – 治療がうまくいっているかの判断材料になります

子宮頸部・体部がん検診について
「がん検診って痛そうで怖い」
「まだ若いから大丈夫かな?」
「忙しくて、つい後回しにしてしまう」
そんな風に思っていませんか?
子宮がんは、早期に発見すれば治せるがんです。 検診は、あなたの健康を守るための大切な第一歩。 まずは検診について、正しく知ることから始めてみませんか?
子宮がん検診ってなに?
子宮がん検診は、がんになる前の変化や早期のがんを見つけるための検査です。主に2つの部位を調べます
子宮頸がん検診
- 検査する場所 – 子宮の入り口(子宮頸部)
- 対象年齢 – 性経験のある方
- 検査方法 – 子宮頸部の細胞を優しく採取して調べます
- 検査時間 – 数分程度の短時間で終了
子宮体がん検診
- 検査する場所 – 子宮の奥(子宮体部)
- 対象の方 – 不正出血がある方
- 検査方法 – 子宮内膜の細胞を採取して調べます
- 症状に応じて – 医師が必要性を判断してご提案します
HPV検査について
当院では、市町村のがん検診等受診券に加えて、HPV(ヒトパピローマウイルス)検査も行っています。
HPVってなに?
- ウイルスの種類 – 子宮頸がんの主な原因となるウイルス
- 感染経路 – 性的接触によって感染(特別な病気ではありません)
- 感染の頻度 – 性経験のある女性の多くが一度は感染すると言われています
- 多くは自然に – ほとんどの場合、免疫力によって自然に排除されます
なぜHPV検査が大切なの?
早期発見 | → | がんになる前の段階で発見できる可能性が高まります |
より精密な判断 | → | 細胞診と組み合わせることで、検診の精度が向上します |
安心材料 | → | 陰性の場合、次回検診までの期間を延ばせる場合があります |
適切な管理 | → | 陽性の場合も、適切な経過観察で早期対応できます |

ピルについて知りたい方へ
低用量ピル(OC)・治療用ピル(LEP)について
「ピルって聞いたことはあるけれど、よくわからない」
「副作用が心配で迷っている」
「避妊以外にも効果があるって本当?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
ピルは、正しく理解して使用すれば、女性の生活の質を大きく向上させるお薬です。 まずは正しい知識を身につけて、あなたにとって最適な選択肢を一緒に考えてみませんか?
費用: 3000円/1シート
ピルってなに?
低用量ピルは、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が少量ずつ含まれた薬です。
- 排卵を抑制 – 妊娠の第一段階である排卵を穏やかに抑えます
- 子宮内膜の変化 – 受精卵が着床しにくい状態にします
- 子宮頸管粘液の変化 – 精子が子宮内に入りにくくなります
※生理を完全に止めるものではありません。規則的な出血(消退出血)は続きます。
当院で取り扱いのあるピルの種類
- 低用量ピル(OC) – 避妊目的、自費診療
- 治療用ピル(LEP) – 月経困難症などの治療目的、保険適用
- 超低用量ピル – より副作用の少ないタイプ
- スリンダ錠 – 喫煙・年齢でのリスク低い。自費診療
骨粗しょう症
骨粗しょう症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。日本では約1,000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。
主な原因は、女性ホルモンであるエストロゲンの乏、加齢、運動不足などの生活習慣が考えられます。痛みなどの自覚症状はほとんどなく、転倒やくしゃみ等のわずかな衝撃でも骨折することがあります。骨折しやすい部位は、せぼね(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)です。
診断
保険適用
超音波検査で骨密度を測定します。(自己負担:250円)
予防と治療
- 運動食事療法
- 内服薬
- サプリメント

緊急避妊薬 (アフターモーニングピル)について
「避妊に失敗してしまった」
「望まない妊娠の可能性がある」
「どうしたらいいかわからない」
そんな不安な状況にいらっしゃいませんか?
まずは、一人で悩まないでください。
緊急避妊薬(アフターピル)という選択肢があります。
時間的な制約がありますので、迷っているなら早めにご相談ください。
緊急避妊薬は、避妊の失敗や性暴力など、望まない妊娠の可能性がある場合に使用する薬です。
一般的に「アフターピル」や「モーニングアフターピル」と呼ばれています。
- レボノルゲストレル(内服1回)
: 避妊効果 約90%
: 費用 8,000円(診察料別) - ヤッペ法 (内服2回)
: 避妊効果 約80%
: 費用 5,000円(診察料別)
使用のポイント
- 時間制限 – 性交後72時間以内に服用する必要があります
- 早いほど効果的 – 12時間以内なら約95%、72時間以内でも約85%の効果
- 通常のピルとは別の薬 – 低用量ピルとは成分・作用が異なります
- 緊急時の選択肢 – 日常的な避妊方法ではありません
こんな状況の時にご相談ください
避妊の失敗
- コンドームが破れた・外れた
- ピルの飲み忘れがあった
- 計算していた安全日が間違っていた
- 膣外射精に失敗した
無防備な性交
- 避妊せずに性交してしまった
- 予定外の性交があった
- 避妊方法に不安がある
その他の状況
- パートナーが協力的でない場合
- どの避妊方法も使用できなかった場合
避妊以外のうれしい効果
生理に関する改善
- 生理痛の軽減 – 月経困難症の症状が和らぎます
- 経血量の減少 – 貧血の改善にもつながります
- 生理不順の改善 – 規則正しい28日周期になります
- 子宮内膜症の改善 – 症状の進行を抑制します
PMS(月経前症候群)の改善
- 精神的症状 – イライラ、気分の落ち込みの軽減
- 身体的症状 – 頭痛、腹痛、乳房の張りの改善
- 日常生活の質向上 – 生理前の不調に悩まされにくくなります
美容・健康面での効果
- 肌トラブルの改善 – ニキビや肌荒れが改善することがあります
- 多毛の改善 – 男性ホルモンの作用が抑えられます
- 骨密度の維持 – 骨粗しょう症の予防効果があります
長期的な予防効果
- 卵巣がんのリスク低下 – 長期服用で発症リスクが軽減
- 子宮体がんの予防 – 子宮内膜がんのリスクも低下
- 大腸がんのリスク低下 – 研究により予防効果が報告されています
こんな方におすすめです
避妊を希望される方
- 確実な避妊を女性主体で行いたい
- コンドーム以外の避妊方法を検討したい
- パートナーと避妊について話し合いたい
生理の悩みがある方
- 生理痛がひどくて日常生活に支障がある
- 経血量が多くて貧血気味
- 生理不順で困っている
- PMS症状がつらい
その他の症状でお困りの方
- ニキビや肌荒れが気になる
- 子宮内膜症と診断されている
- 将来の病気予防を考えている
効果と限界について
効果について
- 高い避妊効果 – 正しく服用すれば非常に高い効果が期待できます
- 時間と効果の関係 – 早く服用するほど効果が高くなります
- 作用メカニズム – 排卵を遅らせる・抑制することで妊娠を防ぎます
限界について
- 100%ではない – 高い効果がありますが、100%の避妊効果ではありません
- すでに妊娠している場合 – 既に妊娠が成立している場合は効果がありません
- 72時間の制限 – この時間を過ぎると効果が大幅に低下します
月経移動について
「旅行の日程と生理が重なりそう」
「大事な試験やイベントの時に生理になりたくない」
「結婚式やスポーツ大会の時に調子を整えたい」
そんなお悩みはありませんか?
月経移動(生理日調整)は、お薬を使って生理の時期を調整する方法です。
大切な予定に合わせて、あなたらしく快適に過ごせるようサポートいたします。
費用: 3,000円(診察料込)
早める場合・遅らせる場合の注意点
生理を早める場合
- 早めの相談が必要 – 予定日の1〜2ヶ月前には相談を
- 副作用の可能性 – 軽い吐き気や頭痛が起こることがあります
生理を遅らせる場合
- 服用中の注意 – 薬を飲み忘れると生理が始まってしまいます
- 長期間は避ける – あまり長期間遅らせるのは体に負担です
服用時の注意
- 飲み忘れ注意 – 決められた時間に確実に服用してください
- 他の薬との併用 – 服用中の薬があれば事前にお知らせください
- 体調変化 – 気になる症状があれば遠慮なくご連絡を
よくある質問
「どのくらい前に相談すればいい?」 | → | 早める場合は1〜2ヶ月前、遅らせる場合は2週間前までに |
「確実に調整できる?」 | → | ほとんどの場合成功しますが、体質により個人差があります |
「次の生理に影響する?」 | → | 一時的に周期が変わることがありますが、徐々に元に戻ります |
「何度でもできる?」 | → | 頻繁な使用は避け、本当に必要な時のみの使用をお勧めします |
成功のポイント
- 計画的に – 予定が決まったら早めにご相談ください
- 選択肢の確保 – 早ければ早いほど、より良い方法を選択できます
- 余裕を持って – 時間に余裕があると安心です
性感染症(STD)検査について
「最近、パートナーが変わった」
「おりものの様子がいつもと違う」
「性感染症が心配だけれど、恥ずかしくて聞けない」
そんなお悩みはありませんか?
性感染症(STD)は、誰にでも起こりうる身近な感染症です。 多くは早期発見・早期治療で完治できます。
まずは正しい知識を持って、安心して検査を受けてみませんか?
性感染症(STD:Sexually Transmitted Diseases)とは、主に性的接触によって感染する病気の総称です。 症状がない場合も多く、知らないうちに感染していたり、パートナーに感染させてしまったりすることがあります。
検査が大切な理由
- 無症状のことが多い – 自覚症状がなくても感染している可能性があります
- 早期発見・早期治療 – 適切な治療で多くは完治できます
- 合併症の予防 – 放置すると不妊症などの原因になることがあります
- 感染拡大の防止 – パートナーへの感染を防ぐことができます
当院で行う検査項目
おりもの検査(内診による検査)
クラミジア | → | 女性で最も多い性感染症の検査 |
淋菌 | → | クラミジアと併発することが多い感染症 |
おりもの細菌検査 | → | 膣内の細菌バランスや炎症の有無を調べます |
血液検査
梅毒 | → | 近年増加傾向にある感染症 |
B型肝炎 | → | 肝臓に影響を与える感染症 |
C型肝炎 | → | 慢性化しやすい肝炎ウイルス |
HIV | → | 免疫機能に影響を与える感染症 |
こんな方に検査をお勧めします
定期的な検査として
- 新しいパートナーとの関係が始まった時
- パートナーが複数いる場合
- 年に1回の健康チェックとして
- 今まで一度も検査を受けたことがない方
症状がある方(早急な検査を)
- おりものの異常 – 量・色・においの変化
- 不正出血 – 生理以外の出血
- 下腹部痛 – 継続する痛みや違和感
- 性交時の痛み – 性交痛や性交後の出血
- 排尿時の異常 – 痛みや灼熱感
パートナーの状況
- パートナーに性感染症が見つかった
- パートナーに症状がある
治療について
- 多くは完治可能 – 適切な抗生物質で治療できます
- 治癒確認 – 治療後に再検査で治癒を確認します
- 再感染の予防 – パートナーの治療も重要です
クラミジア感染症とは?
クラミジア感染症は、女性で最も多い性感染症です。 「身近な感染症だからこそ、正しく知っておきましょう」
- 多い感染率 – 性経験のある女性の中で最も多い感染症
- 無症状が多い – 約80%の女性に自覚症状がありません
- 徐々に進行 – 症状がないまま、感染が子宮の奥へ広がっていきます
- 治療可能 – 抗生物質で治すことができます
放置すると起こりうる問題
- 子宮周囲の炎症 – 骨盤内炎症性疾患(PID)を引き起こします
- 腹膜炎 – お腹の中の炎症に発展することがあります
- 卵管の癒着 – 卵管が詰まったり、癒着したりします
- 不妊症の原因 – 卵管性不妊の主要な原因の一つです
- 子宮外妊娠 – 卵管妊娠のリスクが高まります
淋菌感染症とは?
淋菌感染症は、クラミジア感染症と並んで頻度の高い性感染症です。
淋菌の特徴
- クラミジアとの合併 – 20〜30%の方がクラミジアにも同時感染
- 症状の多様性 – おりもの増加や不正出血を起こすことがあります
- 無症状例も多い – 症状がないことも少なくありません
- 迅速な治療が重要 – 抗生剤の点滴で治療できます
放置すると起こりうる問題
- 感染の拡大 – 卵管を通って腹腔内まで感染が広がります
- 卵管炎 – 卵管に炎症を起こします
- 腹膜炎 – 腹腔内の炎症に発展します
- 不妊症 – クラミジア同様、不妊の原因となります
- 子宮外妊娠 – 卵管妊娠のリスクが高まります
重要: 淋菌感染症が見つかった場合は、クラミジアの検査も必ず受けることをお勧めします。
女性のための健診
「忙しくて、つい自分の健康は後回しに」
「特に症状はないけれど、体の状態が知りたい」
「将来の妊娠や出産のことを考えると不安」
そんな思いをお持ちではありませんか?
女性の体は年齢とともに変化します。定期的な健診で、今の体の状態を正しく知ることは、あなたの健康と未来を守る大切な第一歩です。
レディースドック
女性の健康に特化した基本的な健診パッケージです。 「特に症状はないけれど、自分の体の状態を知りたい」という方におすすめです。
検査項目
- 子宮頸がん検診 – 子宮頸部の細胞を検査し、がんの早期発見を目指します
- 子宮・卵巣エコー検査 – 超音波で子宮筋腫、卵巣嚢腫などを確認します
オプション検査
- HPV検査 – 子宮頸がんの原因ウイルスの感染を調べます
- おりもの培養検査 – 膣内の細菌バランスを詳しく調べます
こんな方におすすめ
- 20代後半〜30代で定期健診を始めたい方
- 婦人科検診を受けたことがない方
- 年に1度の健康チェックをしたい方
- 家族に婦人科疾患の既往がある方
HPV(ヒトパピローマウイルス)とは
HPV検査は、子宮頸がんの主な原因であるヒトパピローマウイルスの感染を調べる検査です。
HPVについて知っておきたいこと
- 一般的なウイルス – 性交経験のある女性の80%が一生に一度は感染する身近なウイルス
- 多くの種類 – 100種類以上存在し、そのうち一部が「ハイリスクHPV」
- 自然治癒 – ほとんどの場合、免疫力によって自然に消失します
- 長期感染 – まれに感染が続き、子宮頸がんの原因となることがあります
感染から発がんまで
感染率 | → | 性交経験女性の約80%が感染経験あり |
自然消失 | → | 大部分のウイルスは自然に消失 |
期間 | → | 感染からがん化まで数年〜数十年 |
重要: 時間をかけて進行するため、定期的な検診による早期発見が何より大切です。
ブライダルチェック
結婚や妊娠を前に、パートナーと一緒に健康状態を確認するための総合的な検査です。
お二人の幸せな未来のために、体の準備を整えませんか?
検査項目
婦人科基本検査
- 子宮頸がん検診 – 子宮頸部の健康状態を確認
- 子宮・卵巣エコー検査 – 子宮筋腫、卵巣嚢腫などの有無
- おりもの細菌検査 – 膣内環境の状態をチェック
感染症検査
- クラミジア・淋菌 – 不妊の原因となりうる感染症
- 梅毒 – 妊娠に影響する可能性のある感染症
- B型肝炎・C型肝炎 – 母子感染のリスクがある肝炎ウイルス
- HIV – 免疫機能に関わる重要な検査

アンチエイジング・美容点滴について
「毎日忙しくて、疲れが抜けない」
「大切なイベントの前に、ベストコンディションにしたい」
「肌の調子が気になる」
「たまには自分を大切にしたい」
そんな思いはありませんか?
忙しく頑張る女性のためのレスキュー治療として、
注射・点滴療法で体の内側から美容と健康をサポートいたします。
あなた自身へのご褒美として、ぜひご活用ください。
プラセンタ注射
プラセンタ(胎盤)には、生命を育むために必要な豊富な栄養素と 様々な有効成分が含まれています。
- 胎盤エキス – 赤ちゃんの成長に必要な栄養の宝庫
- 厚生労働省認可 – 安全性が確認されたヒト胎盤エキスを使用
- 豊富な有効成分 – アミノ酸、ビタミン、ミネラル、成長因子など
- 自然由来 – 体に優しい天然成分
プラセンタの種類
●メルスモン
- 適応症 – 更年期障害、乳汁分泌不全
- 保険適用 – 更年期障害の治療には健康保険が適用されます
- 特徴 – 女性ホルモンのバランス調整に優れた効果
期待できる効果
美容効果 | → | 美肌・美白、ハリ・ツヤの改善 |
更年期症状緩和 | → | ほてり、発汗、冷え、頭痛、めまいの改善 |
体調改善 | → | 疲労回復、免疫力アップ、抗アレルギー効果 |
精神安定 | → | ストレス軽減、リラックス効果 |
ニンニク注射(疲労回復注射)
「ニンニク注射」という名前ですが、実際にニンニクを注射するわけではありません。 ニンニクにも含まれる疲労回復成分を配合した、即効性のある疲労回復注射です。
- ビタミンB群 – 疲労回復に最も重要なビタミン類
- 即効性 – 注射直後から効果を実感できます
- 乳酸分解 – 疲れの原因となる乳酸を効率的に分解
- スポーツ選手愛用 – 多くのアスリートが疲労回復に利用
においについて
- 本人のみ感じる – ニンニク様の臭いは注射した本人だけが感じます
- 周囲には影響なし – 他の人に臭いが分かることはありません
- ビタミン特有の臭い – ニンニクエキスではなく、ビタミンB1特有の臭いです
- 一時的 – 数分から数十分で臭いは消失します
こんな効果が期待できます
- 疲労回復 – 慢性的な疲れや倦怠感の改善
- 集中力向上 – 神経の働きを改善し、頭がスッキリ
- 筋肉疲労回復 – 運動後の疲労や肩こりの改善
- 代謝改善 – エネルギー産生を効率化
- 食欲増進 – 胃腸の働きを活発にします
人工妊娠中絶
日帰り手術です。
麻酔は静脈麻酔で行います。
手術方法は、より安全な吸引法を採用しています。
手術時間は15分程度です。
妊娠11週までの手術のみ行っています。
手術を受ける場合は、手術の同意書の提出が義務付けられています。
また、既婚・未婚に関わらず本人とパートナーの署名・捺印が必要です。
手術費用
- 術前検査: 25,000円(税込)
- 手術:150,000円(税込)
- 診察代:5,000円(税込)
子宮頸管ポリープ
日帰り手術です。
大きなポリープの場合は、麻酔を使って手術を行います。
小さいものは外来中に切除可能です。
外陰部腫瘍
日帰り手術で切除できます。